(2000.9.4〜2000.10.9)

496 タニアと並ぶ人気?
  投稿者:ジョアキン  投稿日:00/09/04(月) 22:51

 どちらの掲示板に書くべきか、悩ましい所ですが、成り行きでこちらに書きます。今から2,3か月前、ちょうど加藤さんがタニア・リベルターのアルバムを買われた頃かもしれません、私は何を間違ったかあるラテンのCDを買いました。最近はポルトガル物しかほとんど買わないのですが。そのCDにガダルーペ・ピネーダという女性の歌が数曲入っていて、これがまた美声。透明感があって、甘くてかなりいけるのです。
 ライナーノーツによると、「現代のメキシコのボレロ人気をタニア・リベルター、アンパロ・モンテスらと分け合っている」そうです。
 ガダルーペ・ピネーダもタニア・リベルターも、単独のCDを私は持っていないので、これから探して聞き比べてみようかと思っています。改めてテレーザが際だつ結果になったりして??
 ちなみに、私が買った上記CDは「CANCIONES ROMANTICAS DE SIENPLE」(BVCP−2332)です。

加藤 浩司 投稿日:00/09/05(火) 00:29

 ガダルーペ・ピネーダというのは初めて見る名前です。
 タニア・リベルターについては、声の美しさも境地の深さもテレーザにひけを取らないんじゃないかと思います。好みから言えばテレーザを取りますけど。
 以前マドレデウスを「怖い」と言う子供がいるという話が出ましたが、「怖い」という表現はむしろタニアの声にふさわしいようにも思います。


ジョアキン 投稿日:00/09/05(火) 01:01

 う〜ん。それは、ますます早く聞かねばなりませんね。


泉泰弘 投稿日:00/09/05(火) 08:26

 ジョアキンさん、はじめまして。「美声」という文字に異常に反応する者です。
 スペインおよび中南米の音楽CDを集めています。メキシコはその中でもかなり多い方です。
 早速、Tunes.comに行ってGuadalupe Pinedaを試聴きました。(CDNow.comでは全然違う男性の歌が流れてきて驚いた。)
 確かに美声ですね。また、伴奏がうるさくないのがいい。
 運良くベスト盤の"Serie Platinno"(「プラチナ・シリーズ」→安くて曲数も多い)が出ているようですので、今日にでも注文しに行くことにします。
 情報提供ありがとうございました。


まみ 投稿日:00/09/05(火) 09:49

 ピネーダもいいっすね。ワシがもってるのはテイクオフのベスト版。おすすめ。
 最新版のはかなりよいらしい、と、これはラテン音楽つながりの友人たちの評判。

 でも、私はこの3人なら、タニアがすきだったりする。

497 発音の謎?
  投稿者:ななこ 投稿日:00/09/07(木) 21:22

 え〜みなさんが本当にラベンダーポプリを食べてしまったかと悩んでしまいました〜。(身内ネタで、すみません。)

 さて、ジョアキンさんの「ポルトガル語の発音はフランス語に似たところがある」というコメントを読んで、「なるほど〜やっぱり〜!!」と納得しました。
 私は、もともとブラジルポップス(イヴァン・リンス等)が好きでよく聴いていましたが、どうしてもその言葉(ブラジルポルトガル語)とテレーザの言葉(本国ポルトガル語)が同じようには聴こえなかったのです。
 あ、ちなみに意味は、どちらにしても分かっていないのですが、、、。
「音」として違うというか、それこそむしろフレンチポップスを聴いてるのに近い感覚があったのです。
 これは、テレーザがこういう歌い方なのかしらと考えたりもしましたが、やっと謎が解けました〜。

泉泰弘 投稿日:00/09/08(金) 08:20

 ポルトガルのポルトガル語の何となく丸い発音は、フランス語の他にカタルーニャ語やオーベルニュ語(南部フランスの言語)とも似ているような気がします。(僕はこれまでブラジル人としか話す機会がなかったこともあり、コテコテのブラジル式発音しかできません。サッカー中継を聞いていると革命など暴力現場の実況と錯覚してしまいそうなアレです。)

 ここからは脱線。10歳までボリビアで過ごしたという他学科のある先生。自分など比べものにならないほどスペイン語は流暢。しかし、スペインの地方都市に行ったときに「南米から来た田舎者」と何度も言われ憤慨したそうです。南米訛をからかわれたようですが、世界的にはスペイン式発音の方がマイナーなのに・・・・・・
 ポルトガルでブラジル式発音をしたらどのように扱われるのでしょうか。と、ふと疑問に思った次第。


ジョアキン 投稿日:00/09/08(金) 20:56

 マノエル・デ・オリベイラ監督のある映画(名前はど忘れ)で、オリベイラ監督作品の常連の俳優たちが、フランス語をぺらぺらしゃべっていました。向こうへ行ったらフランス語くらい話せないと馬鹿にされるかなあ、なんて思ったりなんかして(冗談)。まあ、仮に私がしゃべったとしても、余計馬鹿にされるのがオチか。
 ポルトガルでブラジル訛で話したら、やっぱブラジル人だと思われるのでしょうねえ。ポルトガル人はブラジル人のことをどう思っているのでしょうねえ。ところで、9日から浅草サンバカーニバルだそうです。


加藤 浩司 投稿日:00/09/10(日) 01:01

 香りの弱くなったポプリを復活させる方法ってあるでしょうか。


ななこ 投稿日:00/09/10(日) 22:37

 香りの弱くなったポプリの復活法は、とりあえず「袋の上から少しポプリを揉み潰してみる」が、ベストかと思います。
 これで、少し復活するはずです〜。
 ところで、「風薫る彼方へ」から離れられなくなって、もう1ヶ月以上になります。他のアルバムも聴いてみるんですが、また「風薫る〜」に戻っちゃうんですよね〜。


加藤 浩司 投稿日:00/09/11(月) 01:07

 なるほど、試してみます。効き目のある呪文とかないかな。
「風薫る彼方へ」は、私もマドレデウスの中では比較的頻繁に聴きます。親しみやすさと境地の深さが一番うまく両立してるアルバムなのかも知れませんね。


ジョアキン 投稿日:00/09/11(月) 19:12

 私はポプリを袋の上からたたく、シャクティーパットをしています。来年の春になったら、きっと芽が出てくると信じています。ふっふっ。

498 どこまでも貶められるマドレデウス
  投稿者:加藤 浩司  投稿日:00/09/10(日) 00:23

 なんか最近ここで文句ばかり書いてますが、横浜の新星堂でまた凄いのを見てしまいました。「アンソロジー」の紹介文です。

‘ファド’のポルトガルで結成された‘ファド’とは一味違う軽いサウンド。
 歌の節まわしにファドの影響はあるものの、誰にでも聴きやすいBGM的感覚の音楽です。(以上抜粋)

 キサマの耳はフシ穴かヘビ穴かホラ穴か。

 この掲示板、段々下品になって来るな。

ななこ 投稿日:00/09/10(日) 23:08

 そもそもBGMのために、わざわざCD買う人っているのか?という疑問もありますね〜。
 なんによらず言えるような気がするんですが、「それ」を受け取る因子の無い人にとっては、マドレデウスもただの「BGM的感覚の音楽」なのかもしれません。
 まあ、CD店のコピー書く立場の人間が、、、ということで、加藤さんがお怒りになるのはわかりますが。
 でも加藤さん、嬉しいことにこの掲示板に集まる人はみな「マドレデウス受け取り因子」を持ってる人なわけで、それを喜ぼうじゃありませんか〜。


加藤 浩司 投稿日:00/09/11(月) 01:09

 私が好きな音楽の中にも、さらっと聴き流してしまうもの、かっこいいという以上の感想を持てないものというのは結構あります。
 でも、そういうものについて語る時は慎重になるべきだと思うんですよ。もっと奥深い音楽なのを自分がわかってないだけかも知れないのだから、軽はずみな批評や紹介は熱心なファンを不愉快にさせる恐れがある。

 好きな音楽や文学の批評には、けなしてるものより誉めているものの方が、読んでいて腹の立つことが多いです。


泉泰弘 投稿日:00/09/11(月) 08:34

 いっそのこと、宇野功芳氏や許光俊氏に推薦文を書いてもらったら、とふと思った。
「まさに神の境地に踏み入った音楽といえよう」
「バカには絶対に解りっこない音楽」     等々。
 いかん。向こうの雰囲気をこっちに持ち込むのはやめとこう。


ジョアキン 投稿日:00/09/11(月) 22:40

 ライナーノーツや推薦文とは、ほどほどにつき合っておくのが、いいのかなあと、思っております。こちらが素人なのに対し、筆者は一応専門家で、こちらの参考になることが多く書いてあります。しかし、これは不勉強だなあとか、こいつアホかと思うような箇所に出くわすことも、よくあります。一般にはなじみの薄いジャンルほど、この傾向が強いと思います。
 引き受けた以上、乏しい知識を駆使して何か書かねばならない筆者の辛さには、同情しますが、プロとして批評する以上はしっかり聞き込んで欲しいですよね。
 ところで、週刊文春の連載「近田春夫の考えるヒット」。たまにしか読んでませんが、素直な文章で好もしい。自分の感性に自信を持っている人の為せる技かなあ、と思います。


加藤 浩司 投稿日:00/09/13(水) 00:35

 マドレデウスは取っ付きやすい分、誤解されることも多いのだろうと思います。
「軽いサウンド」とか「聴きやすい」とか、確かにその通りだけど語弊がありすぎる。「BGM感覚」に至っては言語道断。
 CDのライナーノーツにはあまりひどいものにお目にかかった経験はないですが、店員の書くものにはお粗末なのが実に多い。率直でいいものも多いんですけど。

499 女性ソプラノと男性カウンターテナーとの比較
  投稿者:平沼  投稿日:00/09/10(日) 23:43

 加藤さん、皆さん久久に投稿します。
 今日、ヘルベッヘさん指揮によるバッハのミサ曲ロ短調の第1楽章の合唱を聴いていて思ったのですが、女性ソプラノパートと男性カウンターテナーパートでは、声の重さがちがうんですね。もちろん、女性ソプラノの声は高いが、重量感のある声です。それに比べると、男性カウンターテナーは、声は高いがどうしても女性のような重い声が出てないですね。
 マドレデウスのテレーザさんの歌声の重さ(深さ)は、もちろん女性であるからだ、というような結論を感じました。マドレデウスのボーカルが男性オンリーになったら、マドレデウスじゃなくなりますよね。もちろん、テレーザさんなくしてマドレデウスは存在できないと思いますが。(大した話じゃなくてすみません。)

冬月 投稿日:00/09/12(火) 21:57

 私も久々の投稿です。
 この間、「男性ボーカルの高い声が印象的」という或るファド・グループのCDを聴いていて、平沼さんと似たようなことを考えました。確かに男性の高い歌声は女性と比べて遜色なく美しいけれど、深みという点では女性のそれに及ばない気がします。流れるように耳に入るけれども脳裏にずしんと残るものがやや少ない、という感じですね。だからどうだ、と言うつもりは些かもありません。流れるように美しい歌を聴きたくなることも時にはあるものなので。

 もしもテレーザがいなく(歌わなく)なったらマドレデウスはどうなるのか、などと考えるとかなり怖い・・・。


加藤 浩司 投稿日:00/09/13(水) 00:14

 お二人ともごぶさたです。
 カウンターテナーというと米良美一くらいしか知らないなあ。
 アラ・ドス・ナモラードスもいずれ聴こうとは思ってるんですけど。
 ジョゼ・アフォンソも高音ですがカウンターテナーではない。でも「重くない」というのは当てはまるかも。


冬月 投稿日:00/09/13(水) 22:00

 これはしたり!
 名を伏せたつもりだったのに加藤さんにはお見通しでしたか。
 さすがは情報通でいらっしゃる。

 日本で発売されているファドのアルバムの大部分は(少なくとも国内盤が出ているものは)ボーカルが女性なので、「男性の」と言ってしまうとすぐ分かるのも致し方ないかも知れませんね(^^;;;
 コインブラのファドは、学生達の歌が起源ということもあって、男性歌手が多そうな印象を受けますがどうでしょうか?
(まだまだ詳しくないもので・・・)
 でも女性に引けを取らないような高音の持ち主はそういないでしょうね。


ジョアキン 投稿日:00/09/13(水) 22:07

 平沼さんこんばんは。冬月さんこんばんは。ジョアキンと申します。
 去年だったか一昨年だったか、アラ・ドス・ナモラードスがどういうグループか知らず、試しにCDを一枚買って聞きました。が、酔っていたのと、睡眠不足だったために、うかつにもすぐコテっと眠ってしまいました。1,2曲目が楽器だけの曲だったせいもあるかもしれません。ところが、最後の曲になって「ムムッ」と目が覚めました。ゴッドファーザーのテーマにポルトガル語の歌詞をつけて歌っているものでした。だれでもよく知っているメロディーだし、昔から「イタリア語で歌ってみたいものじゃ」と思っていたこともあって脳が反応したのでしょう。
 しかし!。その歌声には驚きました。「なんじゃこれは」とつぶやいてしまいました。下品な言い方ですが(加藤さんすみません)、酔った勢いで見知らぬ女と寝てみたら、実はそいつは男だったという、そんな感じです。
 とはいっても、歌唱力は極めて豊かです。ミージアが歌っているのと同じ曲も入っていて、なかなかいいCDだと、気に入っています。ゴッドファーザーはちゃっかり覚えて、カラオケのレパートリーにさせてもらってます。裏声ではありませんが。
 ところで、ナモラードスの歌を聞きながら眠ることはできるのどすけど、テレーザの歌声を聞きながら眠ることは出来ないのどすえ。ゆえに、加藤さんのおっしゃるように、テレーザの声は俗に言う癒しとは、いささか違うと思う次第どす。
 長くなってすみません。ジョアキン・ドスケベス


加藤 浩司 投稿日:00/09/14(木) 01:36

↑この方の職業に疑念を抱く今日この頃。
 ナモラードス聴いてる人多いなあ。


横山伊登司 投稿日:00/09/14(木) 02:06

 みなさん、こんばんは。
 コインブラのファドは、公然にだか暗黙の了解でなのかは知りませんが、女性が唄うことが禁じられているということを聞いたことがあります。コインブラ大学の副学長が女性のコインブラ・ファドだかギタリスタだかを擁護した発言をしたために、玄関先に鶏の死骸を投げ込まれたと言う事件があったんだそうです。コインブラのファドを公然と唄うことが許されている唯一の女性ファディスタが、サブローサ伯爵夫人のマリア・テレザ・デ・ノローニャでした。マドレデウスが「ギターラ」という曲で、その詩を借用しているアウグスト・イラーリオの曲Fado do Hilario(「私の棺桶は、心臓の形、ギターラの形にしてほしい」というやつ)は、唯一リスボンの女性のファディスタにも公然と唄われているコインブラのファドです。コインブラ・ファドは、カンティガス・ド・アモーレ(女性に対する愛をうたったもの)と言われるのに対して、リスボンのファドは、カンティガス・ド・アミーゴ(どう訳すのが適切かはわからない。直訳は友情の歌)とも言われています(Mascarenhas Barretoの本)。有名な「コインブラ(ポルトガルの4月)」という曲をコインブラのファドと勘違いしていると思われる人がいますが、あれはもともと映画音楽ですよね。リスボンのファドとコインブラのファドはしばしば並べて語られますが、ポルトガルでも、両者は音楽学的にはまったくルーツの異なる音楽であると考えられています。コインブラ・ファド唄いはテナーや太いバリトン系の人はいますが、バスの人は聞いたことがありません。それはどんなポルトガル音楽でもそうだと思います。ポルトガル人も、日本人と同じように高音系で、血統的にバスが出来にくいのではないかと思います。いないとは言ってませんよ。


ジョアキン 投稿日:00/09/15(金) 22:41

 コインブラのファドは、精神的なところで、旧制高校の寮歌あたりと、どこか通じるものがあるように感じられてなりません。歌詞の内容やメロディーはもちろん異なりますが、純粋な思いを尊ぶところや、空を舞わんばかりの精神の躍動感は、青年、特に前途有望な学生たちに共通するものだと思います。横山さんに教えていただいた女人禁制のようなものも、昔のバンカラな気風と一脈通じるような気がします。
 ところで、コインブラのファドを歌う人が、マントの胸の合わせ目あたりを、握りしめるようにしているのをみたことがあります。(リスボンでは女性が、ショールを胸のあたりでにぎっていますが)。これは歌うときのスタイルのひとつだそうですが、背広を着ている時など、両手をポケットに突っ込んで歌ってますよね。あれも、ひとつのスタイルですか。ちょっと不遜な感じですが、青年的なはにかみと気取りが入り交じったようなところから生じるポーズだと思えば、納得がいきます。
 それにしても、客の前でポケットに手を突っ込むとは失礼な。日本でこういうスタイルが許されているのは、小林旭だけです。


横山伊登司 投稿日:00/09/16(土) 14:39

 こんにちは。まだ、勉強不足で、あまり掘り下げて考えたことはないのですが…。
まず、私は、旧制高等学校の寮歌というのを知らないので、それとコインブラ・ファドとを比較して論ずることはできません。その必要があるとも思えません。ただ、コインブラ・ファドを女性が唄わない(あるいは唄わせたくない)理由は、次のようなことが考えられるのではないかと思います。コインブラ・ファドがカンティガス・ド・アモーレと言われるのは、中世プロバンスの影響をうけたトルバドール(吟遊詩人)の歌曲がそのルーツであるとされているためで、トルバドールの精神的基盤は、騎士道であるとされています。騎士道精神では、男性にとって女性は保護し奉仕する対象であるといった女性崇拝とも言えるような恋愛主義であるわけで、そういった女性に向けた男性の愛を唄ったもの(カンティガス・ド・アモーレ)であれば、それはおのずと女性が唄うべきものではないといった考え方によるものだと思います。
 またバンカラというのは、明治から昭和初期にかけて現れた日本の西洋至上主義のような「ハイカラ」に対抗する気風であったわけで、いうなれば騎士道精神の権化であるような「レディーファースト」などとのたまう西欧かぶれを否定する側の思想なわけですから、コインブラ・ファドを女性が唄うことを退けている精神を、学生のバンカラな気風と一脈相通ずるというのは、ジョアキンさんには大変申し訳ないですが、誤解もはなはだしいと言わざるを得ないと私は思います。たぶん、どんなにたくさんのコインブラ・ファドを聞いても、そのメロディーや歌詞の情報からだけでは、当然このような見解にはいたらないでしょうね。
 学生のバンカラな気風とは武士道によるものであり、武士道と騎士道とはいちみゃく〜?!><… なーんて言い出さないでね、お願いだからっ。
参考文献は、”Fado ORIGENS LIRICAS E MOTIVACAO POETICA” Mascarenhas Barreto。 ピーター・マニュエル著中村とうよう訳「非西欧世界のポピュラー音楽」(ミュージック・マガジン)に、Barretoの文献を参照した記述があります。トルバドールのことにも触れています。この本は池袋のHMVで見かけましたので、興味があるかたはどうぞ読んでみてください。
 また、コインブラ・ファドを唄うときの正式なスタイルは、黒マント(カッパ・ネグラという)の右手側を左肩越しに後ろに投げかけたスタイル(わかってもらえますかね?)ですよ。ワールド・フォークロリアーダで来日したコインブラ・ファドの連中も、真夏の炎天下でも律儀にこのスタイルだったのでなんとも暑苦しい。どだい昼日中に野外でファドを唄わせようという主催者側の発想に無理があるのよね、かわいそうに。リスボン・ファドでは、確かに男性はポケットに手を入れて唄うのを見かけるけど、スタイルとして定められているというほどのものなのかなー。映画の中のアマリアは、ファドを唄おうとするときは必ず黒のショールを掛けて出てきます。 ショールを持ち合わせないときは、とっさに近くに座っていたおばあさんのショールをかりて舞台にあがります。そんな仕草には、ファディスタとしての粋な気概を感じますね。


冬月 投稿日:00/09/16(土) 22:54

 皆さん、こんばんは。
>横山さん
 コインブラ・ファドについて色々と教えて頂き、勉強になりました。どうも有難うございます!曲や歌詞からだけではなかなか分からない歴史的背景があるものなのですね。
「ギターラ」の歌詞については、「アインダ」のライナーノーツに“Letra dos poetas do fado”とあったので、中世くらいの古歌が由来かな、と思っていましたが、原詩の出典が明らかなものとは知りませんでした。なるほど……。そう言えばあの詩に流れる気負いや感傷は青年のもの、という感じもします。

>ジョアキンさん
 私もアラ・ドス・ナモラードスがどういうグループか全く知らずにCDを聴いたクチです。TVドラマの挿入歌を歌ったことが日本デビューのきっかけということですが、そのドラマも見たことがありませんので。その歌唱を聴いた感想は、正直「なんじゃこれは」というものに近いですね。うーん。現代のリスボン辺りの都市生活をスケッチしたような歌詞もあって、ファドというよりポップスのような雰囲気がありますね。ファドがポルトガル一国や一部の民族音楽ファンの間で聴かれるものに留まらず、もっと広範囲に世界の人に知られ、楽しまれるような道を模索しているという点では何処かマドレデウスと共通項があるのかも知れませんが(その様な意図があるのかは分かりませんけれども)、そうだとしても相当にアプローチが違うな、という印象です。

>平沼さん
 どうも話の流れが関係ない方向に行ってしまったようで申し訳ないです。


加藤 浩司 投稿日:00/09/17(日) 23:06

 なんか横山さん攻撃的〜。どうしちゃったんだろ。
 でも「鶏の死骸を投げ込まれた」なんてエピソードに騎士道は感じないなあ。むしろ女性に対する強烈な拒絶反応のような印象を受けます。

 それはそうと、冬月さんが「ギターラ」の歌詞を「気負い」と表現されているのにちょっと面食らって、読み返してみました。
 私が感じるのはむしろ「諦観」なんですよ。なんとなくなのでどう説明していいかわからないんですけど。


横山伊登司 投稿日:00/09/18(月) 00:51

 あれ、すいません。攻撃的な印象を持たれてしまわれましたか? それは大変申し訳ありませんでした。勿論そんな積もりは毛頭ないですよ。ジョアキンさんの投稿で、「コインブラ・ファド」=「男子学生気質」=「バンカラ気風」→「女人禁制」みたいな図式で納得されちゃいそうに(私がかってに)思えたので、それはやだなーと思って、とっさに私の思うままを書いてしまったわけです。他意はないです。


加藤 浩司 投稿日:00/09/18(月) 01:05

 了解了解。ちょっと読んでてハラハラしたものですから。


ジョアキン 投稿日:00/09/18(月) 15:47

 横山さん、毎度貴重なご意見、恐れ入ります。参考文献までカチっと書いてある所が流石で、うれしいですね。電子媒体上の記録では心許ないので、プリントアウトして、保存版にしておきます。ペーパーレス化の時代にこんなやり方は古いのでしょうけど。
 ところで、ここでナモラードスが話題になったので、ふと思い立ち、風呂場でゴッドファーザー…を裏声でうたってみました。(思い出しても自ら鳥肌が立ちますが。)ところがそのすぐ後、表声で別の曲を歌ったところ、大声で発声練習した後でもないのに、割といい声がいきなり出ました。驚きました。
 三重大学教育学部の先生が、裏声を使って音痴を直すという指導法を考案し成果を上げているというのを、テレビで見たことがあります。これは音程を正しくすることに主眼を置いているのであって、いい声を出すのが目的ではないと想像しますが、声の質にも大いに役立つように思います。
 みなさん、裏声で歌ってみましょう。(気色悪ぅ〜〜ぃ)


平沼 投稿日:00/09/19(火) 01:15

 加藤さんみなさん、こんばんは。
 これだけ活発なレスをつけていただき、いいだしっぺの私は、うれしいです。
 アラ・ドス・ナモラードスについては、男性なのに女性のような声をするボーカルのヌーノの歌声がなかなか好きになりませんでしたが、何度も繰り返し聴くうちに、その世界唯一のボーカルテクニックに気づき、好んで聴くようになりました。
 さすがに女性ソプラノほど重い声ではありせんが、高音の澄んで張りだした歌声にその凄さがあります。逆に重過ぎず、音程が正確で、テンポが的確なのが私の好みな歌声なのかもしれません。

500 はじめまして
  投稿者:なをみ  投稿日:00/09/12(火) 15:26

 はじめまして。マドレデウスについてのホームページがあるなんて考えてもみませんでした。CDはベスト盤以外は購入しているが仙台のライブには行かなかった、というレベルのファンです(秋田県在住)。
 テレーザ・サルゲイロの歌声とポルトガル語の美しさに魅せられております。
 HPの内容の深さ、広さ、ユニークさに感嘆しております。
 ちょくちょく遊びに来ます。よろしくお願いします。

 ……う、内容のない発言になってしまった。

加藤 浩司 投稿日:00/09/13(水) 00:31

 いらっしゃいませ。
 実は私もまだベスト盤は聴いてなかったりします。
 マドレデウスは今ツアー真っ最中で、メーリングリストのメンバーはメキシコで国際的なオフ会をやるとか……。来年の来日が待ち遠しいです。

 どうぞよろしくお願いします。


なをみ 投稿日:00/09/15(金) 08:27

 お返事ありがとうございます。
 最近、リスボンのライブ版、車で聴いてます。

 メキシコですかぁ。スケールの大きい話ですね。
 来年の来日は仙台あたりまで北上するのかな?

 私、マドレデウス以外、ポルトガルの音楽って知らないんですけど、「これだけは押さえておきなさい!」というポルトガルの音楽、というとどんなのがあります?

 あ、ボルトガルギターを演奏している日本人グループ、「マリオネット」はよく聞きます。


ジョアキン 投稿日:00/09/15(金) 17:17

 私としては、何と言ってもアマリア・ロドリゲスでしょう。でもこれは、「押さえておくべき日本の音楽は?」と聞かれて「美空ひばり」と答えているようなもので(極端かな)、果たしてどうなのでしょうか。


泉泰弘 投稿日:00/09/15(金) 23:04

 ここの常連さんの平沼さんはミージア、まみさんはドゥルス・ポンテスへの思い入れが特に深いようです。あと、以前来られていたMINHAさんはアナベラを推しておられましたね。
 僕はこれら3人の女性歌手のアルバムをみんな持っていますけど、どれもいいです。それからマリオネットもいいですね。
(そういえば、西語圏の男性歌手といえばルイス・ミゲルとリッキー・マルティンぐらいしか知らないのと同じく、ポルトガルの男性歌手については全くといっていいほど知りませんね。ここで話題にならないから。)


加藤 浩司 投稿日:00/09/16(土) 01:11

 MINHAさんじゃなくNINHAさんだったような。
 それはさておき、私はマドレデウス以外のポルトガル音楽は殆ど聴かないんですよ。
 ひとつ挙げるなら、既にご存知かも知れませんが、私がテレーザの声を初めて聴いたロドリーゴ・レアン&ヴォックス・アンサンブルの「アヴェ・ムンディ・ルミナール」でしょうか。
 ポルトガル音楽の決定盤といった位置付けではありませんが、とても気に入っています。


なをみ 投稿日:00/09/18(月) 11:43

 皆さん、たくさんのレスありがとうございます。地元のCD屋さんでは売ってないと思いますので、週末にでも秋田市まで足を延ばして買いに行ってみたいと思います。一番惹かれるのは、マドレデウス以外あまり聴かないという加藤さんご推薦の「アヴェ・ムンディ・ルミナール」です。他のも探してみます。ありがとうございました。

 ファドは、日本でいくと演歌になるのかなぁ。ま、歌文化が違うのから一概に比べられないのでしょうけど。シャンソンとかカンツォーネとかと同じ位置づけですか?(全く分かっていない私)

 マリオネット、皆さん聴かれてるんですね。私は1stアルバムが好きです。芝居でも使わせてもらったりしてます。映画のサウンドトラックはちょっと作りすぎ、というか、肩の力ちょっとはいったかな?という感じがします。

 ではまた。


加藤 浩司 投稿日:00/09/21(木) 00:41

 同じロドリーゴ・レアンのアルバムでは「シアタラム」の方が好きという人もいますね。
 こちらはマドレデウスとはだいぶ雰囲気が異なり、またテレーザは参加していません。
 詳細は「マドレデウス関連CD目録1」でご参照いただけます。

501 思い切って2万円のワインを
  投稿者:加藤 浩司  投稿日:00/09/13(水) 23:30

 上野に行ったついでにポルトガル特選市に行って来ました。
 ワイン、お菓子、書籍などがあり、BGMにファドが流れていました。
 ワインは千円台のものから2万円くらいのものまでありましたが、迷った末手ぶらで帰りました。ウェハースやらビスケットやらを買おうかとも思いましたが、甘さを恐れてこちらも見送り。食べたことのある方いませんか。

 また、パン屋のチラシがありました。店名、住所、電話番号は以下の通り。
  LISBON−Bakery−
  東京都中野区南台4-31-7 南台フラッツ
  03-3384-4144

泉泰弘 投稿日:00/09/15(金) 11:56

 最近、よく行く酒専門のディスカウントショップに見切り品が置いてあるので、そればっかり買っています。(2000円程度の品が880円で買える。ただし白ばっかし。)
 見切り品にはバーコードの上に価格表示のシールが貼ってあるので、レジでは店員が手入力します。
 レシートを見たらちょっと笑った。

 テウチワイン


加藤 浩司 投稿日:00/09/16(土) 01:16

 あれ、そう言えばCDどこにあったかな。見てない。DVDはあったけど。
 わたしゃ何しに行ったんだ。

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コメントの投稿者:銀ちゃん 投稿日:00/09/16(土) 21:55

>ウェハースやらビスケットやらを買おうかとも思いましたが、甘さを恐れてこちらも見送り。食べたことのある方いませんか。

 それって、"VIEIRA DO CASTELO"ってブランドでしょうか。実はこれ、某有名100円ショップの店で売ってるんです。当然100円で!売っていることを喜んでいいのか、値段に悲しんでいいのか?

 それほど甘くはないけれど、ビスケットは結構胃にずしりと来ますね。

 では。


加藤 浩司 投稿日:00/09/17(日) 23:05

 お菓子の名前まではちょっと憶えてないです。
 特選市では150円でした。
 100円ショップにポルトガルのお菓子ですか。日本と近しい国になりつつあるのにちがいない(ホントかよ)。


ジョアキン 投稿日:00/09/18(月) 20:55

 私めも、下↓の方で報告しましたように特選市に行ってきました。ワインは客層に合わせてか高級感のある陳列で、手が出しにくかった。二千円前後の物なら木箱に山積みにでもしてあれば、つい買っていたかもしれません。
 テレビのあるコーナーでは女性客がDVDによるポルトガルの紹介を見ていました。世界中のコルクの半分はポルトガル産であるという紹介を聞いて、「へぇーー」と驚いていました。コルク生産で世界一になっても、なんだか空しい気がしますが(ポルトガル人のみなさんすいません)、私はワインの栓を抜くたびに、においをかいで思いをはせております。
 ちなみに、世界で流通している「日本刀」の7割は、スペイン製だそうです。日本人としては複雑な気持ちです。

502 Tania Libertadを聴く
  投稿者:泉泰弘  投稿日:00/09/15(金) 11:51

Tania Libertad のベストアルバム "20 de coleccion" を聴く。
 1曲目、「ああ、この曲か」と思った。アルゼンチンの大歌手メルセデス・ソーサの歌で、これまでもう何回聴いたか解らない。(他に、ドミンゴとパトリシア・ソーサのデュエットというのも持ってる。)極めて透明感のある声で、「蒸留水のようだ」と思った。ところが途中で声が変わる。で、印象も「極上のミネラル・ウォーターの味」に変更。ハープだけの伴奏というのもとてもいいし、完成度もソーサに負けてない。(気怠い歌い方が似ているかな、とも思った。元々そんな調子の曲なのだけれども。)この曲を聴けただけでもCDを手に入れて良かったと思った。
 ただし、この人の鼻に掛かったような声と細かいビブラートがかかるところは苦手。そのためか次からの数曲は聴くのが少し辛かった。(とはいっても、これは高い次元での不満。贅沢な不満と言い換えてもいい。)以前FMで聴いてあまり感心しなかったのは、たまたま流れたのが自分の好みとは遠い歌い方による曲ばかりだったからかもしれない。
 12曲目には鳥肌が立った。たぶん、サビのところの高音と半音階的進行を取り入れたメロディ(素晴らしい)の両方が原因だと思う。また、19曲目にも凄みを感じた。それにしても、この人いろんな声を持っているなぁ。
 やはりヒメネス作品などメキシコ民謡風の曲で最も本領が発揮されていると思ったが、多様な曲が収録されていて楽しめた。今後は気に入った曲が収録されているオリジナル・アルバムに手を伸ばそうと思う。(たしか生まれはペルーでしたね? アンデスのフォルクローレ集は出ているのでしょうか?)

 以下は余談。1曲目を聴いているうちに「誰かに似ているぞ」と思ったので棚を探したところ、スペイン人(ただしカタルーニャ人)のMaria del Mar Bonetという女性歌手と似ているところがありました(特に気怠い歌い方が)。彼女の "Cavall de Foc"(炎の馬)というCDを持っています。全曲カタルーニャ語で歌われており、とても気に入っています。特にチェリストのパブロ・カザルスが好んで演奏した「鳥の歌」が素晴らしい。泣けてきます。それから、12曲目の高音では、ボリビアだったかエクアドルかのフォルクローレ歌手にそっくりの声を出す人がいた(名前忘れた)のを思い出しました。こちらも裏声です。

ジョアキン 投稿日:00/09/15(金) 19:09

 いきなり筋違いの質問をして、失礼申し上げます。PERUってポルトガル語で七面鳥という意味だったと思うのですが、ペルーの国名の由来はいったい何なんでしょう。世界大百科事典(平凡社)を開いてみましたが、載っていませんでした。どなたか、おせえて、おせえてっ。(←小松政夫のギャグ。古っ)


泉泰弘 投稿日:00/09/15(金) 21:07

 ジョアキンさん、面目ないです。わかりません。
(パラグアイ共和国の国名の語源は「優しい水」「オウムの住む谷の川」「羽をかぶった川」など諸説様々ですが、現地語であるグアラニー語がスペイン語訛りになったという点では共通しています。しかしペルーとなると僕には全くお手上げです。)
 こうなると、ディアマンテス(ボーカルのアルベルト城間が日系ペルー人)のファンであり、アルベルトがレギュラー出演しているNHKテレビスペイン語会話を欠かさず見ておられる加藤さんが頼りです。


加藤 浩司 投稿日:00/09/16(土) 01:20

 え〜え〜知らない。
「ディアマンテス」はダイヤモンドという意味です。関係ないか。
 タニア・リベルターの1曲目「アルフォンシーナと海」は同名のアルバムに収録されています。HMVでなら買えると思います。


冬月 投稿日:00/09/21(木) 06:09

 ペルー共和国の国名についてですが、小学館「西和中辞典」の Peru の項に、パナマ湾周辺の原住民の酋長名 Biru が由来で、最初はパナマ湾以南の太平洋岸地域を指す名称だったのが後にインカ帝国のみを指す名称になった、との説明がありました。現在のペルーの国土はインカ帝国の中枢部分にあたるので、その呼び名を引き継いだのかも知れません。


ジョアキン 投稿日:00/09/22(金) 14:50

 ペルーの名称、先住民族に由来するのかなあ、とも思っておりましたが、やはりその線でしたか…。ありがとうございます。

503 質問。
  投稿者:までいら 投稿日:00/09/15(金) 22:40

 この間ポルトガルに行って来ました。
 そこで、ANASALAZARというところの服を買いました。
 どうやらHPがあるそうなので、言ってみたいと思うのですが、URLがわかりません。
 どなたかご存じでしたら教えていただけないでしょうか。
 よろしくお願いします。

加藤 浩司 投稿日:00/09/17(日) 23:04

 までいらさん、こんにちは。
 残念ながら私も存じません。
 やはりそこはポルトガル語のサイトなんでしょうか?
 ポルトガルのサーチエンジンで探せばもしかしたら見付かるかも知れませんので試してみて下さい。
http://www.aeiou.pt/
http://www.sapo.pt/


ジョアキン 投稿日:00/09/19(火) 00:02

 アンナ(アナ)・サラザールと読むのでしょうか。リスボンの婦人服店ですか? 日本で言うと銀座の名店てなところでしょうか?(例えが乱暴か)。初めて聞いても、有名ブランドの印象を受けるいい名前で、日本に店を出してもイケそうな感じですね。
 ところで、テレーザお気に入りのブランドとか、御用達の店とかってあるのかなあ。女性雑誌的な興味かもしれませんが、ふと気になりました。


銀ちゃん 投稿日:00/09/19(火) 23:07

 URLは、www.anasalazar.pt/ ですが、現在休止中なのか、アクセスするとエラーが出ます。

 アナ・サラザールとは、ポルトガルを代表するファッション・デザイナーだそうです。
(詳しくは、「ヨーロッパ・カルチャーガイド ポルトガル」という本の30ページに載っています。この本によると、日本でも彼女のコレクションが扱われているとか。)

STYLE
東京都港区南青山5-3-10 フロムファーストビルB1F
03-5468-5177
11:00〜20:00 日曜定休

だそうです。

 では。


横山伊登司 投稿日:00/09/20(水) 20:17

 あー! ほんとーだー! すげぇー! よく見てるなー。銀ちゃんが、女性ファッションにも詳しいなんて知らなかった。


加藤 浩司 投稿日:00/09/21(木) 00:39

 銀ちゃん、ありがとございます。
 よくご存知で……ビックリ。

504 アマリアのミュージカル
  投稿者:横山伊登司  投稿日:00/09/22(金) 21:08

 こんばんは。またまた、ファドねたで申し訳ありません。
 ジョアキンさんもお勧めのアマリア・ロドリゲスの生涯が、ミュージカルとなって上演されているんだそうです。アルバレスさんご夫妻は8月にご覧になったそうで絶賛していました。成人した後のアマリアはアレッシャンドラが好演しているんだそうです。このBBSでも話題になったアラ・ドス・ナモラドスのヌノ・ゲレイロも出演しているようです。アレッシャンドラは、目をつむって聞いていると、ほんとうのアマリアが唄っているようだったというのは、アルバレスさんの談。連日ほぼ満員だそうで、チケットにはプレミアがついているそうです。10月から始まる語学コースに留学されるかたも結構いるんじゃないかと思いますが、どうかアマリアのミュージカル見てきて報告してください。
“AMALIA O MUSICAL DE FILIPE LA FERIA” (Teatro Nacional D.Maria II ロッシオ広場)
 私は、アレッシャンドラは、PLAYA SOUNDのUN PARFUM DE FADOシリーズの中の1枚しか持っていないのですが、結構いい歌うたっているのですよね。

横山伊登司 投稿日:00/09/23(土) 06:31

 あれ、もらったプログラムには、Teatro Politeamaとなっています。↑前述の場所は聞き間違いかも知れません。すいません。行かれるかたは確認してから行ってくださいね。


ジョアキン 投稿日:00/09/24(日) 03:21

 アレシャンドラのCDを引っ張り出して、改めて聞いてみました。なんのことはない、横山さんのとアルバムのようです。くせの少ない、オーソドックスな歌い方。アマリアより少し可憐な声。(アマりアの中晩年の歌い方にはマリア・ダ・フェがちと似てるかなと、思ってましたが)。でも、そこはプロ。舞台に立てばアマリアそっくりの歌い方も「任せなさい」なのかも。さっそくこの連休を利用してポルトガルに聴きに行ってきます。てな身分になりたいものです。


ジョアキン 投稿日:00/09/24(日) 04:14

 しまった。上の文中で「アルバム」の前に「同じ」が抜けてしまいました。すみません。


加藤 浩司 投稿日:00/09/26(火) 23:27

↑しっかりオチを付けたジョアキンさんだ>身分
「上映」じゃなくて「上演」ですか。日本ではお目にかかれぬか。

505 ただ者ではない
  投稿者:加藤 浩司  投稿日:00/09/26(火) 02:52

 こんなページを見付けました。開設から1ヶ月足らず。ただ者ではない。
 http://www.zephyr.dti.ne.jp/~mervor/lisbo.htm

 ついでと言ってはなんですが、アルゼンチンでのコンサートの曲目。

Primera Parte
1- O Mar
2- Vem
3- Anseio
4- Ajuda
5- o sonho
6- A Catedral
7- Oxala
8- Andorinha da primavera
9- Capa Negra

Intervalo

Segunda Parte
1- Cancao aos novos
2- Olhar
3- Graca
4- A lira
5- Vida Boa
6- Alfama
7- O labirinto
8- Quimera

泉泰弘 投稿日:00/09/26(火) 08:34

早速行ってみました。

>これを聴くとポルトガルに行きたくなる。
>これを聴くとポルトガルに住みたくなる。
>これを聴くとポルトガルで生きたくなる。
>これを聴くとポルトガルで死にたくなる。

 ・・・・・・素晴らしい。こんな文章は自分には書けない。読んで、これまでに自分がマドレデウスについて書いた全ての文章をゴミ箱に捨ててしまいたいと思った。凡庸なライナー・ノーツを書いているライター達も、この人には頭を下げるべきだろう。
 "o espirito da paz"のコメントもすごい。プリントアウトして持って帰り、読みながら聴いてみよう。他のCDへのコメントを読むのも楽しみだ。
「作成者とこのページ」には大爆笑しました。会ってみたいな、この人。


なをみ 投稿日:00/09/26(火) 11:57

 早速行ってきました。

 う〜ん、素敵だ。

 マドレデウスを聴いて、ポルトガルの言葉を覚えたくなった自分がいることを改めて認識し、そういうのを言葉にしてしまう彼の感覚の鋭さに圧倒されます。

 私もマドレデウスはかなりやばい音楽を作る集団だと思ってるし、多分ここに来られる皆さんも多かれ少なかれその音の存在の強さ・大きさに気付かれていると思います。

 今後も彼の言葉に注目したい。


ジョアキン 投稿日:00/09/26(火) 22:17

 行ってみました。いや〜おもしろいですねえ。いいですねえ。


加藤 浩司 投稿日:00/09/26(火) 23:26

 得体の知れない(失礼)語り口がちょっと怖いけど、掲示板に投稿してみました。


泉泰弘 投稿日:00/09/27(水) 08:10

 「管理人初めてお客様がお見えになられましたね。」というのがよくわからん。
 「削除が得意 」「削除が趣味」という監視人は言うに及ばず、あの掲示板では投稿者のHNだけでなく投稿自体もユニークなものばかりだ。加藤さんが正統的すぎて却って目立っている感じ。
 ところで、管理者(=監視人?)はムラヴィンスキーに心酔しているらしい。もしかして「青白い病的な天才」というのは彼のような人物を指すのではなかろうか?
 うーん。ますます会いたくなったぞ。


なをみ 投稿日:00/09/27(水) 12:18

>「管理人初めてお客様がお見えになられましたね。」というのがよくわからん。

というのは、もしかして身内(知り合い。インターネット上の常連含む)以外の人では加藤さんが初めてということなのか知らん(憶測)。


加藤 浩司 投稿日:00/09/28(木) 00:04

↑そゆことだと思います。
 投稿全般に見られる言葉の荒さは顔見知りならではのもの。


R 投稿日:00/10/01(日) 02:10

 決して「青白く」なく、「病的」でなく、むしろ黒く、美しい肢体とその才能を私は讃美する。

506 どなたか教えてください。
  投稿者:土屋徳芳  投稿日:00/09/28(木) 10:00

 加藤さん、皆さんはじめまして。音楽の部屋のまみさんという方から紹介していただきました。
 実はある曲を探しています。ファドだと思うのですが(実は名曲なのかもしれませんが何せ素人なものですから・・その素人を感動させたのですからたいしたものです)。
 その曲は何年か前にテレビの連続ドラマの最終回のエンディングに流れた曲なのです。
 確か「丘の上のひまわり」と言うような題名だったと思います。小林薫、竹下景子、葉月りおな(多分デビュー作)、島田陽子がおもなキャストでした。平凡なサラリーマン家庭に突然訪れる非日常の出来事としてもかなり強烈なストーリであったことが印象を強くしているのかもせん。
 ファドというとアマリアしか知りませんでしたので当時彼女のCDを何枚か買ってみたのですがありませんでした。どうかよろしくお願いいたします。

横山伊登司 投稿日:00/09/28(木) 12:53

 はじめまして、こんにちは。
 ドラマ「丘の上の向日葵」のテーマソングは、ガース・ブルックス「思いでにゆれて」という曲だそうですが、ファドじゃなさそうですけどね。「丘の上の向日葵」で検索したらヒットしましたよ。これじゃないのかな?


まみ 投稿日:00/09/28(木) 13:30

 横山さん、さすが。ここのみなさまのお知恵を拝借しようと思ったの正解だったわ。
 ありがとうっ。


横山伊登司 投稿日:00/09/28(木) 21:21

 で・な〜〜〜〜だ〜〜〜!!!!!


加藤 浩司 投稿日:00/09/28(木) 23:30

 土屋さん、いらっしゃいませ。
「丘の上の向日葵」、本なら持ってます。山田太一、なぜかドラマはまるで観たことなし。

507 癒し系アルバム「フィール」70万枚突破
  投稿者:加藤 浩司  投稿日:00/09/29(金) 00:53

 つまり70万人がマドレデウスの「終焉」を聴いたということ。
 しかしあのアルバムでマドレデウスファンになったという人はここには一向に現れない。
 やはりマドレデウスとしてはやや異色の「終焉」に惹かれる人は少ないということか。私はこの曲が特別好きという人を1人しか知らない。
 これが「たとえ何があっても」や「浜辺」だったら反応も違っていたかも知れない。
 70万枚。惜しい……。

「癒しブームとお得感。ねらっていたが、こんなに売れるとは」とは東芝EMIの森氏の弁。
 また、この記事によれば、CDの市場は若者中心で、20代後半以降の層にこれほど受けるのは極めて異例とのこと。
 第2弾について森氏はこう語る。「耳なじみのいい曲ってそんなにない」。耳なじみ、ね。

 以上、朝日新聞27日朝刊からでした。

ジョアキン 投稿日:00/09/29(金) 22:07

 上の記事中で「若年層の音楽離れ」というのが言われています。どういうことなんでしょう。気になるなあ。


加藤 浩司 投稿日:00/10/01(日) 23:03

 ポップスが売れていないということかしら。


泉泰弘 投稿日:00/10/02(月) 08:42

 先日「陽光と静寂」を中古で買ってきました。
 ライナーノーツを読んでいたら、当時グレゴリア聖歌ブームだったことを思い出しましたが、その後に中世やルネサンスの宗教音楽(そっちの方が音楽的には絶対優れていると思う)のCDがよく売れたという話は聞きませんでした。

 ところで、国内盤と輸入盤はレーベルが全然違うんですね。輸入盤の方は全曲名と演奏時間が書いてあるのに、国内盤はシンプルそのもの。一方、ケースやブックレットで使っている写真は同じ。曲数と曲順も同じ。オビの「日本盤のみヒット曲海と旋律収録」はデタラメです。だまされてはいけません。(こういうところにメーカーの見識の低さが現れているとしたら悲しい。)
 ちなみに解説の執筆者のうち、N氏は他のアーティストのCDでも見かける名前だが、ここでも相変わらず無難な、というより面白みのない文章だった。一方K氏、「心と体を癒す祈りの歌」などと尤もらしいことを書いているけれど、本気で「リスボンのマドレ・デ・ウス教会」と思っているとしたら、そもそもマドレデウスについて語る資格がないと思う。(誤植だと信じたい。)


加藤 浩司 投稿日:00/10/03(火) 00:13

 どわ、「陽光と静寂」のボーナストラックの「日本盤だけ」もウソでしたか。「アインダ」の海外盤に「五月、熟れた五月」が入っているのを見て「おや?」と思ったことがありますが。
 こうしてますます評判を落とす東芝EMIだ。


梨屋アリエ 投稿日:00/10/03(火) 22:22

泉泰弘さん。
>本気で「リスボンのマドレ・デ・ウス教会」と思っているとしたら、そもそもマドレデウスについて語る資格がないと思う。(誤植だと信じたい。)

 えー。ちがうんですか? ←それ読んで信じた人。
 本当は、なんですか?

 加藤さん、先月買ったポルトガルワイン、どうなった?


加藤 浩司 投稿日:00/10/04(水) 00:34

 正しくは「マドレ・デ・デウス」かな。「神の母」という意味でしょうか。違うかな。誤植じゃないですかね。
 中川五郎については、「ライヴ・イン・リスボン」のライナーノーツは好きですよ。来日公演の打ち上げパーティーに紛れ込んでテレーザの歌声を間近で聴いたとか、リベイロやゴメスまでそれを聴いて涙ぐんでいたとか。

 それから私は「思い切って2万円のワインを」買わずに手ぶらで帰ったのであります。


梨屋アリエ 投稿日:00/10/04(水) 01:10

 読みなおしました。
 なんだ、買わなかったのか。
 だよね。加藤さんが買うわけないよね……。
 アルコールのことなので、見境がなくなってた。

>マドレ・デ・デウス

 「デ」が足りなかったということでしょうか?
 マドレデウスは教会の名前のままじゃないってことですか?

(とんちんかんなこと書いてたらすみません。)


加藤 浩司 投稿日:00/10/04(水) 03:08

 そうです、「デ」が足りないということです。多分。
 デビューアルバムのタイトルは「Os Dias da MadreDeus」となっています。
 教会名は、オフィシャルサイトによれば「Madre de Deus」で間違いありません。
 Madre de Deus → MadreDeus → Madredeus と変化したのかな。

 アリエさんはワインは苦手でもポートワインは好きとかですか。


泉泰弘 投稿日:00/10/06(金) 08:56

 返事が遅くなりました。
 気に食わんかったのは切り方(「マドレ・デ・ウス」)です。
「マドレ・デウス」か、切らずに「マドレデウス」なら問題ないですが、「マドレ・デ・ウス」(Madre de Usu)だったら「ウス(という所)にある教会」という意味になってしまう。

 ポートワイン、一度だけ機内で飲んだことあります。いいワインだとは思ったけど、甘口で料理には少し合わなかったのが残念。

508 幸運
  投稿者:泉泰弘  投稿日:00/10/02(月) 12:19

 ドゥルス・ポンテスの「プリメイロ・カント」にゲスト出演していた歌手マリア・ジョアンとピアニストのマリオ・ラジーニョによる「ショリーニョ・フェリス」というアルバムがCDジャーナルとミュゼーで誉められていたので注文しましたが、今日届いたのでさっきから聞いています。(それにしてもMariaとMarioでは、アクセントの来る音節は葡語と西語で同じなのに、アクセント記号が必要なのは葡語が男性だけ、西語が女性だけと逆だ。表記法の違いとはいえ癪に障るなぁ。)
 CDJに「矢野顕子に似た歌い方」と書いてあったけど、聞いてすぐ「うん、似てる似てる」と笑ってしまった。オビの「極上のワールド・ポップ」は宣伝文句ならではの誇張としても、とても心地よい音楽だと思う。(「耳なじみ」いいです。)

 ところで、このアルバムにはジルベルト・ジルなどブラジルのミュージシャンが複数参加していますが、解説によるとポルトガルによるブラジル「発見」500年に因む企画とのこと。1992年の「米大陸発見500年記念」の時は、中南米諸国から「俺達の土地をメチャメチャにしておいて何が記念だ!」という怒りの声が多数上がったのですが、そういうことにはなっていないようですね。何といってもブラジルにいた先住民はインカのケチュア族やアイマラ族ほど悲惨な目に遭わずに済みましたし。
 日本を最初に訪れたのが血の気の多いスペイン人ではなく、温厚なポルトガル人であったのは本当にラッキーだったと思わずにはいられません。

加藤 浩司 投稿日:00/10/03(火) 00:06

 話が全然わからんよ〜。腹癒せに何の脈絡もない情報。
 海と森のホームページに掲示板ができました。あれこれリクエストしましょう。
 http://www3.ocn.ne.jp/~umimori/


泉泰弘 投稿日:00/10/06(金) 09:08

 このアルバムの6曲目はギターとアコーディオンの伴奏で、「海と旋律」に収録されていても違和感を感じないと思わせるような曲でした。一番気に入っています。ただ、やはり歌手の歌い方が異なると全然違う曲になってしまう。

 レスがあまり付かなかった腹癒せにというわけでもないのですが、脱線ついでに。
中古で買ってきたアリエル・ラミレス(アルゼンチンの作曲家)のミサ曲集(輸入盤)のうち、やはり一番知名度の高い「ミサ・クリオージャ」(南米大陸のミサ)はカレーラスの名唱もあって素晴らしい演奏ですが、3曲目の「ミサ・フラメンカ」も結構素敵な曲です。独唱者の1人はジプシーキングスのボーカル(○○○・レイエス)とソックリの声と歌い方でした。
 ただし、国内盤のミサ・クリオージャにはこの曲は収録されておらず、代わりに「南米大陸のクリスマス」という合唱組曲が入っています。そのため収録時間もかなり短め。ここでも国内メーカーの見識の低さが。
 なお、「ミサ・クリオージャ」のカレーラス盤は廃盤ですが、アルゼンチンの至宝、メルセデス・ソーサを独唱としたディスクが最近発売されました。本当にいい曲ですので中古で見かけられたら是非ご購入を。


加藤 浩司 投稿日:00/10/07(土) 23:03

 うお〜またわからんぞ。
 なんの脈絡もなく未確認情報。
 マドレデウスの1998年来日公演のライブCDが一部で出回っているとかいないとか。そんなCDが東芝EMIから出たという話は聴かないし、ナンノコッチャな情報ですが、ポルトは聴衆がうるさい(笑)ので日本のライブCDがあるならぜひ聴きたいです。
 もしどこかで見掛けたら情報をお寄せ下さい。


泉泰弘 投稿日:00/10/09(月) 13:36

前回の投稿の訂正
 ギターとアコーディオンだけの伴奏というのは、5曲目の"A LUA PARTIDA AO MEIO"(半分に割れた月)でした。(たった今気が付いた。)
 ところで、「誉め殺し」投稿はバラバラに書くと言ってたのに間違えてしまいました。(まあいいか。)それにしても某所で聞いた海賊盤情報(←勝手に決めるな)は気になるなぁ。

509 頭での再生
  投稿者:ななこ 投稿日:00/10/03(火) 23:26

 先日列車に乗っていた時に、頭の中でマドレデウスの「風薫る彼方へ」を再生していました。
 で、気がついたのですが、、、イントロはギターのアルペジオとベースライン、次にテレーザのボーカルが入ってくる、、、とCDを聴いているのと同じとまではいかなくても、かなり近い感覚(=すご〜くゆったりした気分)に浸ることができたのです。
 これは、腕前はともかく一応私が音楽を演る人だからでしょうか?それとも、その音楽を聴きこんでいれば、できるのでしょうか?みなさんはどうですか?

加藤 浩司 投稿日:00/10/04(水) 00:02

 なに、それはすごい。ではもうCDはいらないな。僕に下さい。

 マジメな話、音楽を聴いた時の感覚をふと思い出して……ということはなくはないです。どれくらい「入って」いるかはともかく。


ななこ 投稿日:00/10/06(金) 21:10

 ええっ?いや〜まだ再生能力が低いので、CDあげちゃうわけにはいかないんですけど〜。
 でも、「聴いた時の感覚をふと思い出す」ことがあるのは、やはり加藤さんが聴きこんでいるからでしょうね〜。

 ところで話は変わりますが、月田さんの札幌公演はMIX2000とかいう音楽イベントの一環で、連日の通しチケットが必要らしく、残念ながら今回は見送りました、、、。


真否 誠(しんぴ まこと)←削除が大好き 投稿日:00/10/06(金) 23:16

 それこそが究極の音楽理解なのかもしれません。
 もしかしたらチェリビダッケのいう音楽現象学的な問題なのかもしれません。
 音楽が生起した。つまり、ななこさん様はその瞬間にはマドレデウスそのものだったのかもしれません。詳しくは2冊出ているチェリビダッケ関連の本のどちらかを参照してみてください。どちらかは忘れてしまいました。もしかするとどちらでもないかもしれません。失礼致しました。


加藤 浩司 投稿日:00/10/07(土) 00:22

 おや、いらっしゃいませ。こりゃまた謎めいた初登場で。ここではずっとそのハンドル名で通すんでしょうか。
 感動を思い起こす云々ですが、これはまあ音楽に限ったことじゃないですからね。小説でも映画でも漫画でも同じことはあるはず。
 逆のケースでは憎たらしいやつを思い出してコノヤローとか。


ななこ 投稿日:00/10/07(土) 12:58

「マドレデウスそのもの」なんて恐れ多い話で、「ただ単に再生する」というつもりなんですが。
 ちなみに、私は他の分野(絵画・映画)では今のところ実現できない(=再生能力が著しく低い)ようです。


ジョアキン 投稿日:00/10/07(土) 18:41

 スペースシャトルの乗組員も、時に頭の中で音楽が鳴るのでしょうか。青い地球を見ながら「聴く」音楽は、何でしょう。微少重力の環境下でもCDは頭の中で回転するという壮大な実験。


加藤 浩司 投稿日:00/10/07(土) 23:28

 CDの回転による遠心力が重力を作るので安心です。
 話と論旨両方ずらす私だ。


ジョアキン 投稿日:00/10/08(日) 00:48

 おお、コペルニクス的回転。

510 コンサート情報ほか
  投稿者:加藤 浩司  投稿日:00/10/06(金) 00:03

 マドレデウスがブレイクしたらどうなるか想像。

「癒しの音楽」と騒がれるのは必定。この掲示板にファンの投稿が殺到。
 ところが「マドレデウスを癒し呼ばわりするな」と騒ぐ古い常連に「こいつら排他的だ」「感じ方は人それぞれでしょう」と非難が集中。
 そして癒しブームが去るや「マドレデウスはブームに乗っかって売れただけの過去のグループ」と捨て去られる。素敵だ。

 それはさておき、関東の方にコンサート情報。

月田秀子ファドコンサート2000
  あなたを忘れないために

東京公演 博品館劇場
2000年12月18日(月)18:30開場 19: 00 開演
入場料 5,000円 (全席指定)
チケット販売 チケットぴあ 03-5237-9999
博品館劇場   03-3571-1003
お問合せ   サンケイ企画 06-6345-5062

 場所は新橋駅徒歩3分、銀座駅徒歩5分。これは近い。
 ホームページはここ。
 http://www.hakuhinkan.co.jp/

ジョアキン 投稿日:00/10/07(土) 19:09

 10月28日の「ファドの夕べ」(マルガリータ・ベッサら出演)の申し込みを、先日、してきました。予想の半分ぐらいしか、まだ集まっていないらしく、もっと参加して欲しいようでした。


加藤 浩司 投稿日:00/10/07(土) 23:26

 アートセンターのホームページにはいまだ告知なし。どうなっているのやら。
 尚、私は28日は日本武道館に行かねばなりませぬ。無念。


ジョアキン 投稿日:00/10/08(日) 01:09

 載ってますよ。↓
 http://www.portugaljapan.com/music.htm


加藤 浩司 投稿日:00/10/08(日) 02:30

 ハリャ、ホントだ。なんだ、トップページにもちゃんと書いてあるじゃないか。
 ところでポルトガルのフォルクローレってどんな感じなんでしょう。おや、「男性だけで歌われ」とありますが……。